2002年 8/4 山梨

前回探索したポイントとからはだいぶ離れた
別の山の林道を探索することにした。といっても昨年秋
偶然にもヒメが採れたポイント近くである。

メンバ−は、前回のヒメオオ探索隊(2号さん以外)の私と
Tさん、かぶちんさん、今回初参加の花さんである。
目的はもちろんヒメオオであるが、ヒメ生息の環境を
再度、生で感じ取るためでもある。
ヤナギの木以外で発見できれば、東京産ヒメオオの
足がかりとなるかもしれない。

林道に入ってまもなくのヤナギ群生である。
山は夕べの雨、または朝早いせいかいくらかもやっている。
ヤナギに黒っぽい個体らしき物が肉眼に飛び込んできた。
隊員たちは、あわてて黒い個体を双眼鏡で確認する。

どうやらペアでついているクワガタが見える。
あわてて捕虫網を取り出し、黒い物体を捕獲するが・・・。
お腹が物の見事に赤い!残念ながらアカアシである。
アカアシにしては大きい立派な個体だ。
目的のヒメオオではないので写真だけ撮り、
そのままヤナギにもどし次のポイントへ。
途中、オオバヤシャブシの木を確認しながら標高を上げていく。

またまた、遠方に黒い個体を発見!双眼鏡を使用してもアカかヒメか区別がつかない。
ロング捕虫網を使用し捕獲しては見るものの・・・、残念ながらアカである。

しばらく林道をルッキングしながら進むが、なかなかヒメオオに
お目にかかれない。ヤナギ以外に、「オオバヤシャブシ、
ダケカンバ、シラカバにもつくはずなんだよねぇ〜」なんて
会話をしながら進むと、かぶちんさんが、シラカバにマムシの
ようなヘビを発見。
その裏には、なんとヒメオオが張り付いている。
ヤナギ以外で初めての個体確認である。
シラカバをよく見てみると、樹液がしみでている、もしかしたら
樹液に誘われて来たのかもしれない。

木の周りを観察すると近くには、やはりヤナギもある。
写真上黄色い丸 ヒメオオクワガタ   写真左下 シラカバの木全体写真  写真右下 張り付いていたヒメオオクワガタ

途中何度もヤナギなどを見上げながら進むと、大きな群生が。
Tさん、遠くにペアらしき黒い個体発見。
捕虫網をだすが届かず・・・、花さんが持ってきた6m30の
フッシング用のス−パ−捕虫網を使用する。
先がしなってしまうためなかなか網をコントロ−ルできない。
網の部分も大きくうまく枝の間に入っていかない。
どうにかこうにか格闘の末、オスだけ捕獲!メスは残念ながら
落下してしまった。
大きめのヒメオオのオスであった。

続いてちょっと先のポイントにもヒメオオが。
ヤナギにしっかりしがみついている。

立て続けにポイントごとにヒメオオがいる。
前回もそうだったが、ヒメオオがいるポイントには
アカアシがなぜか見られない。偶然なのだろうか?

捕虫網がうまく枝の間に入らないので、下で落下するのを
捕獲する作戦。上から木を叩く。

写真下 ヒメオオクワの♀
羽にやや羽化不全の様子がうかがえる。


先ほどの林道をはずれ別の林道へ
橋の下に黒い個体を発見、網で格闘する花さん。
残念ながらお腹が赤かった〜。

またまた大きく迂回し別の林道へ
夕立もあり、小雨の中林道を探索。
かぶちんさん、3匹、鈴らなりのヒメオオを発見。
3匹一気のゲットである。車から見えたというのだから
すごい動察力である。ボクサ−なみ?
雷雨もひどくなったためそのまま帰路へ。
だいぶヒメオオ採集の雰囲気は掴めた気がする。

ヒメオオ9匹、アカアシ7匹確認。

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