クワガタ採集記

2003年 2/2 山梨

この時期の高山種採集は、雪が気になる。
先日降った雪がどのくらい山に残っているか?
少なくとも4WDでないと無理だろうなぁ〜と
・・・。
かぶちんさんのクワ採集仕様車にわざわざ家まで
お迎えに来て頂き、チュ−さんを途中でひろっていざ山へ
今回のタ−ゲットは、姫鬼艶。
山に近づいてくると段々と白い物が見えてくる。
林道は残雪とアイスバ−ン!外の温度は、−2度。
4WDでないととてもこれるような所ではない。

最初のポイント。
残雪にタイヤと今歩いた長靴の跡と・・・、獣の跡?

雪が深くて朽ちた材なんて見つかりません・・・・。
ここまで雪があるとは・・・。
膝上まである雪をかき分け材をさがすかぶちんさん。
雪が体力を奪っていくぅ〜。といってるまにかぶちんさんは
雪の中に消えていった。
とにかく雪がない陽の当たる所を探す。
急な斜面をよじ登っていくチュ−さん。
雪がないところは斜面上部しかない。

ここは、陽があたらず雪があまりにもすごいため
違う場所へ移動することに。
車内から撮った道は、まるでスキ−場にでも
きているような錯覚に陥る林道。
ぐるっとまわってかぶちんさんが鬼を採ったというポイントへ
ここなら陽もあたるし、先ほどの所に比べ雪が少ない。
倒木を求めて再び残雪の中へ
とにかく雪の中で倒木を探すのは大変な事だ。
登山者から見たらこの時期に昆虫採集で山へ入る人は
よっぽどの物好きか、アホな人としか見えないだろう。

足が凍り付きそうになりながらなんとか赤枯れ材を
見つけるというかそれしか見つからない。
材は完全に凍り付いている。
ちょっと割ると小さいクワの幼虫が出てきた。
写真下
クワガタには違いないがあまりにも小さい幼虫だ。
う〜ん、なんだろう?と思いながらさらに削っていくと
黒っぽい小さいムシが・・、なんだぁ〜、ゴミムシもどき??
幼虫がいなかったら絶対に無視するぐらいだが
まてよ?とよくよく見るとマダラクワガタと呼ばれている
クワガタではないか!!!!直径5ミリぐらい。
成虫のまま凍死しているのだろうか?
材が凍っていたのでその時はよくわからなかったが
家にお持ち帰りしてじっくり見てみるとナント!元気に
動きまわるではないか!!
恐るべき生命力、高山種はほんとに寒さに強い。

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