2003年 7/31 東京 

7月も最後の日だというのにとうとう梅雨明け宣言なし。
今月はどこ行っても完全に路面が乾いているという日が
1日もなかったような気がする。
靴も汚れ玄関先に泥が落ちているのを見ては、かみさんの
頭に角が生える。
地面さえぬかるんでなければ、ズボンに蜘蛛の巣の糸が
多少からみつくだけでのことなので次の日の朝は
何事もなかったかのような平穏無事などこにでもある
普通の家族の食卓の光景が続くだけのことなのだが・・。
この日もいつものように相変わらずのカブトやコクワを見たり
ノコ・ヒラタなどを見るポイントめぐりになるはずだった。
が、樹皮めくれに大きめのメスが挟まっている。
おおっ!ヒラタのメスのでかいのと小さいのがいる?と思い
カメラの準備をしはじめるとでかいのがあわてて
移動し始めた。それにつられ小さいのも逃げ始める。
急いで写真を何枚か採り、大きいのを手に取ってみると
羽にスジがある?ん?オオクワ??
家で見ればすぐにわかるはずなのだが、屋外で見ると
頭のなかでたぶんというものが付いてしまう。
時間も早かったのでヤマトさんに連絡を入れ
確認してもらうことに
この日複雑な心境ながらとりあえずオオクワ採集となる。
このあとヤマトさんとポイントめぐりへ。
あちらこちら回るがなかなか樹液のでている木がない。
今年のクヌギは場所によってはっきり樹液がでている所と
出てない所がわかれている。この天候のせいだろうか?

相変わらずカブトムシは森の中を縦横無尽に飛び回っている
カブトムシがほんとに増えてきた。
樹皮めくれの中にまでカブトムシが占拠するようになると
ヒラタはしばらくお休みモ−ドだろう。

最後に東京でのオオクワというものについて考えてみます。
オオクワはすでに有名産地以外のものはすべて放虫?かもしれないというのがいつも付きまとってきます。
実際にそのへんの公園や林などで採ったなんていうかたの話も聞きますし、雑木林に飼育マットの残骸などが捨てて
あるのも見てます。すでに外国産のカブト・クワガタまでもが出現しています。
そう考えると東京でオオクワを見つけても「ほんとか?」と採った本人までもが疑心暗鬼に陥ってしまいます。
でも東京も奥多摩、八王子〜高尾、町田、狭山丘陵など、人が入れないような大自然も多く残ってます。
そのような自然のすぐ近くで逆に採れてしまうとますます悩んでしまいます。
こればかりはオオクワ本人に聞いてみないことには真相はわかりませんが、オオクワガタが人にそういうように
思われるようになってしまった種類なのは悲しいけど事実でしょう。
でもあまりその事について考えてばかりいると採集の夢や浪漫がなくなってしまいますので素直に、
まだまだ東京にも「オオクワはどこかに沢山いるどぉ〜」というように前向きに考えてみようかと思ってます。

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