2005年 5/19

今日の青梅市の最高気温は、28.5度。
夜8時でも気温はまだ21度だ。

5月GW明けて8時すぎても気温が20度を超すのは今日が
はじめてである。
前日まで樹液すらでてない林をいつものようにぶらつく。
樹液がでてない林をぶらつくことほど退屈なことはない。
はっきり言って、はたから見たらただの怪しい不審者である。
それでもデータ収集している都合上歩くしかない。
そんなとき何気なく照らした1本の木にカブトムシが
張り付いている。ゆっくりながら上に向かって登っている。
あたりで樹液がでている木を必死に探すがみつからない!

そんなこんなあたりを散策しているうちにカブトムシはどこかへ消えてしまった。私が思うに地中から出てきたカブトムシは
樹液酒場探知機のようなものを備えており、自分の周りにえさ場がないとわかると少し飛んでは、レーダーでエサ場を探り
また見つからなければ次へというような行為を繰り返し、樹液酒場にたどり着いているのではないだろうか?
そうでないとこの早い時期の樹液があまりでてない所でとどまることは自殺行為になってしまう。
なんてことを考えながら違うポイントに移動してみる。
毎年お世話になる樹皮メクレでは、樹液がでている木は
ほとんどでていない。やはりコナラのほうが樹液がでるのが
早い、樹皮が薄いせいだろうか・・・・。
わずかにでているクヌギの木にカブトとコクワがついていた。
8ヶ月ぶりにカブトムシをさわって感触を確かめる。
「ひさしぶり!」
やっぱり危ないおじさんだろうか・・・・。

次のポイントに移動
ここのポイントにもカブトムシのメスが・・。
一瞬ヒラタと見間違えるような大きなコクワも・・・。
林をぶらついていると遠くの方に懐中電気の明かりが・・。
あわててライトを消して暗闇の中から様子を窺う。
どうやら同業者?らしい。(←同業者って呼ぶのだろうか?)
懐中電気を消したままそっちに近づいてみる。
この時期、林をうろつくのは、ヤマトさんか、JFKさんぐらいしか
思いつかない。そばに自転車が止まっている。どうやら違う。
学生?自転車のかごには酢イカの入れ物がのっている。
そっと声をかけてみる。お決まりの決めゼリフ、「採れますか?

急に声をかけられ驚いたようだ。相手は私と同じおじさんであった。
聞くとどうやら毎年ヒラタを採りに来ているとのこと。今日は、会社の同僚の子供に頼まれて探しに来ているとのことである。
しかし、この時期にこのセリフは通用しない。7月過ぎならごまかせるかもしれないが・・、恥ずかしがることなく
「私はクワガタが好きです」とはっきり言ってくれた方が私もすっきりするのだが・・・。クワガタ採集はまだ世間体がよくないんだ
なぁ〜と改めて実感する。そんなこんな会話しているうちにあっちにカブトムシがいましたよと教えるとまだ早いでしょう!
と言いながらも見つけるといらないんですかと言いながらケースにしまい、今日はこれで帰りますといって自転車にのって
走り去っていってしまった。
(もしこの採集記読んで気分を害したらごめんなさい)
おじさんがヒラタをよく採っている木
 (私も過去2度見つけました)
やはりコナラはよく樹液が吹き出る

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